大型二種免許取得 第2段階5回目 9~11時間目

奈良交通自動車教習所 第二種大型自動車免許

今回の予約表には、「シミ先」、「観察」、「セット」、「セッ学」と書かれていました。
1つ目はシュミレータを使うということが推測できますが、残りの3つは意味がわかりません。

あとで分かりましたが、本日行った4時間は以下の内容でした。

  • 「シミ先」 シュミレーターを使って先急ぎの危険を理解した運転を行う。
  • 「観察」 教官の模範運転を観察する。
  • 「セット」 教官の運転を真似て、危険を予測しながら運転する。
  • 「セッ学」 セットで行った運転内容について、座学で振り返る。
スポンサーリンク

先急ぎの危険を理解した運転(シミュレーター)

二種免許はタクシー、バスの運転を想定していますので、お客さんを安全に輸送することは当然ですが、時間通りに運転することも必要です。
タクシーではお客さんに急かされることもあります。

シュミレータを使って、タクシーに乗客を乗せて目的地に行く運転をしました。

シュミレータは正面、左右の合計3画面があります。
視界はほぼ画面でいっぱいになりますので、結構リアリティがあります。
ただ加速、減速、ハンドルのGはかかりませんので、体と頭(目)の感覚がずれてかなり酔います。

今回は私のほかにもう1人生徒がいました。
彼が最初に運転をし、私は後ろで見ていました。
物陰から人や車が飛び出してきたり、お客さんが急に進路変更を告げたり、いろいろ危険な状況が盛り込まれています。

交代して私が運転します。
シナリオは1人目と同じですが、教官から1人目より早く目的地に着くよう支持されました。
加えてシュミレータの乗客も「早く!急いで!!」と急かしてきます。

どんなに急かされても安全確認はしなければいけませんし、ルールも守らなければなりません。
1人目よりは少し短い時間で到着しましたが、教官から支持された時間内に着くことはできませんでした。

2人の運転が終わったあと、教官からいろいろ教えていただきました。

観察

次はもう1人教習生が加わって3人の教習生が教官の運転を観察します。

教習所から片道10kmほどの道を走ります。
教官は四六時中確認喚呼を実施していました。
教習所の資料にある喚呼内容だけではなく、視界に入るものほぼすべてを喚呼するような感じでした。

ただ歩道を歩いているだけの人を見つけると「歩行者注意」と言いますし、すべての路地を含む交差点で左右確認の喚呼をします。
左側に木の枝を見つけると、回避行動のために喚呼したあと中央線に寄ります。

信号に至っては、3つ先の信号の色まで喚呼していました。

危険を予測した運転

教官の模範運転の次は教習生の運転です。
教官が通ったコースを3人で分けて運転します。
私は3番目でした。

まず1人目が教習所を出発します。
彼は確認喚呼に気を取られすぎたのでしょう、教習所を出てすぐの道路左側の縁石に接触しそうになり、教官から指摘を受けました。
そのあと彼は焦ってしまい、すべての運転がぎこちなかったです。
交差点に進入してから赤信号になり、進むことも戻ることもできず横断歩道を遮ったままになってしまいました。

3分の1ほど進んだ所で2人目に交代です。
2人目のスタート地点は坂道発進状態でした。
彼は2速ギアに入れたつもりでしたがバックギアに入っていました。
当然バスは後退するのですが、彼は坂道だから後退したと勘違いし、ブレーキで止まったあとさらにバックしてしまいました。

これで2人目の彼もパニック状態です。
上り坂のあとは下り坂です。
排気ブレーキを使おうとしてウォッシャー液を出してしまい、教官に注意されました。
教官が窓を拭くために路肩停車を指示します。
路肩に寄せるのですが、左前輪が歩道に接触してしまいました。
教官の口調が荒くなります。

前の2人がたっぷりパニックになった状態からの私の番です。
他の教習生が見てると思うと普段より緊張します。
私は大きなミスはありませんでしたが、せっかく掴んだ左折時の感覚をすっかり忘れてしまい、最後の左折でミラーばかり見てしまったためスムーズなコーナリングができませんでした。

運転後のディスカッション

教官と教習生3人で先ほどの運転についてディスカッションします。
自分の運転は棚上げしていいから、他の教習生の運転について指摘しなさいとのことでした。

それぞれが、あの場面はこうしたほうがいい、ああしたほうがいいと指摘し合いました。

教官いわく、運転技術は1ヶ月もすればかなり高くなるが、安全確認(危険予測)はもっと時間がかかるだろうとのことでした。

私を含め教習生は運転そのものに頭を使い、さらに安全確認に頭を使わなければなりません。
教官は、運転そのものは体が覚えているので、頭は安全確認(危険予測)に集中させることができます。

今日の教習を終えて

前回までで車両の感覚をつかめてきたと思っていましたが、自信は一気に崩れました。

安全確認は大切ですが、例えば後輪の内輪差の安全確認をしすぎるあまり他の確認を怠ってしまっては意味がありません。
まんべんなく全体の確認ができるように頑張りたいと思います。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました