バスの運転手を目指して<採用1次選考>

バス運転手イラスト 第二種大型自動車免許

IT系の職業訓練校に通いながら、ふと勢いで第二種大型自動車免許を取得してしまった私。

ほんとはビジネスを立ち上げようかなとか考えて前の会社を辞めたのですが、世の中それほど甘くはありません。

とにかくご飯を食べるためにはもう一度サラリーマンに戻るしかないのかなと、IT系(WEB系)や中国語系を中心に探しましたが、なかなか希望にマッチする会社が見つかりません。

そこでせっかく大型二種免許を取得したのだし、運転は好きなのでバスの運転手を検討しました。
まだ他の職種との間に揺れ動く気持ちは残っていますが、悩んでばかりいても前に進むことができません。

まずあるバス会社の採用説明会に参加し、1週間ほど考えてからバス会社に履歴書を送って応募しました。
すぐにバス会社から電話連絡があり、面接の段取りを伝えられました。

面接時には運転記録証明書を持ってきてほしいと言われましたので、警察署へ行って手続きの用紙をもらいました。
運転記録証明書は警察署で発行するのではなく、郵便局で手続きの用紙(郵便振替)と手数料を支払うと公安委員会(?)から自宅へ送られてきます。

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1次選考

朝、早めに選考会場に行くと、まず適性検査と視力検査を行いました。

適性検査

適性検査は大型二種免許を取得するときに教習所で受けたことがあります。

パソコンを使って質問に答えたり、画面上を動くマークがある場所に来たときにタイミングよくボタンを押したりします。

視力検査

視力検査は「C」マークの開いている方向を答えるものと、動体視力検査があります。

動体視力検査も教習所で経験済みですが、これがなかなかうまくいきません。
うまくいかないと緊張してしまい、さらにうまくいかなくなります。

何度かやり直したところで、面接官の人がヒントをくれました。

3本の棒全部を見るとわかりにくいので、左端か右端の1本を見ておくとわかりやすいかもしれません。
言われたとおりにやると合格しました。

業務内容説明と試験

応募者は私のほかにもいました。
給与体系や手当、勤務シフト、休日・休暇などの説明を受けました。

そのあと筆記試験です。
漢字の読み書きと、計算問題(四則演算)道路交通法のバス運行にかかわる部分などが出題されました。
どれも比較的簡単ですが、ひっかけ問題があるのではないかと勘ぐってしまいました。
また計算問題では、長らく電卓やパソコンに慣れてしまっているので、4桁割る2桁の問題が出たときには、何十年かぶりに筆算を使いました。

つづいてクレペリン検査です。
クレペリン検査は、ひたすら足し算をするテストで、私は初めてうけました。
なんのための検査かわからず、家に帰ってから調べてみると、性格というか行動性というかそういったものを測る検査だそうです。
「とりかかりが遅い」、「勢いづきやすい」、「気弱になりやすい」、「無理をしない」などがわかるそうです。
よほどのことがない限り合否に影響はなさそうですが、気になる人は事前に練習しておいてもいいかもしれません。

面接

最後に面接です。

私は初めての転職でしたので、新卒の採用面接以来約30年ぶりです。
前職はバスやトラックの運転とは全く関係のない業界でしたが、結構細かく前職の業務経験を聞かれました。

前職での収入や、家族構成、経済状況、既往歴なども聞かれました。
事前に答えたくないものは答えなくていいですよと言われましたが、私の場合知られて困ることもなかったので正直に答えました。

三十数年前に自動車の免許を取得してからの事故歴も聞かれました。
免許取りたての頃、加害事故1件と被害事故1件がありましたので、正直に答えました

違反歴も聞かれました。
これも若い頃、原付バイクでのいくつかの違反があったので正直に答えました。

志望動機やアピールポイントを伝えて面接は終わりました。

1次選考を終えて

「今回(1次選考)の結果は1週間以内に連絡します。」との話でしたが、その日のうちにバス会社から連絡がありました。
「2次選考に進んでいただきます。」

1週間ほどやきもきするのかと思っていたので少しびっくりしました。

2次選考は運転適性検査と健康診断です。

 

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