バスの運転手を目指して<実技研修、街路走行と基本練習>

バス運転手イラスト 第二種大型自動車免許
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5日目、街路走行

数日街路走行を行い、この日は基本練習に戻るはずでしたが、諸般の事情によりまた街路走行になりました。

4日目のコースと重なる部分がありましたが、研修生の順序を入れ替えてそれぞれが別の区間を走行しました。
先日街なかを走った研修生は林道を、私は街なかを走りました。

林道、街なかともそれぞれ難しいポイントがあり、勉強になりました。

休日にレンタカーによる自習をしたのに、相変わらずクラッチ操作、シフト操作がぎこちない感じが抜けません。

また次の週末もレンタカーを借りたほうがいいような気がします。

6日目、基本運転練習

この日は街路を走らずに、基本運転の練習に戻りました。

鋭角路(V字路)を切り返しながら抜ける練習です。
何度か練習をさせてもらい、最後に試験がありました。
もちろん試験合格しなければなりません。

試験はスタートからゴールまでを規定時間内に通過する必要があり、時間超過すると減点です。
そのほかにも減点項目がいくつかあります。

  • 急激なクラッチ操作による衝動があると減点
  • 低速走行時に停止してしまうと減点
  • 急ブレーキによる衝動があると減点
  • 脱輪や内側のポール接触などがあると失格
  • ゴール時に車体がまっすぐでないと減点

などです。

いつもながら私の弱点はクラッチ操作です。
練習中は何度やってもうまくいきませんでしたが、試験本番ではなぜかうまくいき合格できました。
もしかすると、指導員の採点が甘かったのかもしれません。

他の同期研修生も全員合格しました。

明日はまた街路に出るそうです。
クラッチ操作に注意が必要ですが、安全確認が漏れないようにしなければなりません。

7日目、街路続き

この日は研修車の都合により、研修生1人あたり約1時間ほどしか運転できませんでした。

前日までに少し慣れてきたクラッチ操作ですが、下手になってしまいました。
坂道の上りや下りで適切なシフトを選ぶタイミングがつかめなかったり、特にシフトダウンのときの衝動が大きくなっていました。

明日は座学、明後日は点検やチェーン装着の訓練で運転ができないので、ますます下手になりそうな気がします。

今日から新しい研修生が数名入所しました。
私達の班の2週間後輩です。
2ヶ月の研修の間に追い抜かれるかもしれません。
気を引き締めなければいけませんね。

8日目、座学(事故事例の研修)

この日はバスを運転せず、終日事故事例についての座学研修を受けました。

残念ながら事故を起こしてしまった運転手を交え、社内の管理職や各営業所長などが参加して事故の原因やどうしていれば防げたかなどを議論します。
私たち研修生はその様子を聞き、感想文を書きます。

今回の事故事例は重大事故ではありませんでしたが、過去の重大事故(死亡事故を含む)のときのドライブレコーダーの動画なども見せられました。
また政府(国土交通省?文部科学省?)が制作した動画もありました。

このような研修の趣旨はもちろん事故の原因について運転者全員に共有し、再発を防止することにあります。
しかし研修生の私にはショックが少々大きく、ほんとに私が運転手になっていいものかと躊躇しました。

そうは言ってもここで運転手への道を諦めるわけにはいかないので、とにかく安全運転についてのスキルを高めるしかありません。

9日目、車両整備、タイヤチェーン装着

このバス会社では、定期点検の一部を運転手が行います。
この日の研修は、整備工場にバスを持ち込み、作業用のツナギを着て行いました。

バスの下に潜り、ドライブシャフトやステアリング装置などにグリスを塗ったり、タイヤ空気圧の点検をして空気圧が低ければ補充します。
バッテリー液の比重を計ったり液の補充もしました。
タイヤの外し方も教わりました。

タイヤチェーンの装着方法も学びます。
バスやトラックは後輪がそれぞれダブルタイヤになっていて、積雪の状況に応じて片側タイヤ1本にチェーンを巻いたり、2本とも巻いたりします。

タイヤ2本に巻くチェーンは重く装着方法も難しいですが、実際に積雪の状況に遭遇すると自分一人でチェーン装着をすることになりますので、しっかり学習しました。

 

 

 

 

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