バスの運転手を目指して<研修4週間目>

バス運転手イラスト 第二種大型自動車免許
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研修15日目、街路走行

今日からまた先生が変わります。

また山間部の観光地へ行くことになりました。
この日の1番手は私です。

週末をはさんで少し感が鈍ったのでしょうか。
シフトダウンが全くうまくいきません。
先生からも何度か苦言がありました。

研修生3人の班ですので、1日の研修のうちでハンドルを握るのは2時間ほどです。
もっとたくさん練習したいんですけどね。

研修16日目、市街地走行

今日も街路を走りましたが、いつもの山間部と違って街中を走りました。

信号が多く、青信号から黄信号の変わり目に神経を使いました。
急ブレーキにならないよう予め信号の変化を予測し、黄色になりそうであれば事前に原則して信号で止まる準備をします。
急いで交差点を通過しようとすると、事故や違反の原因になります。

また片側1車線の路側帯がほとんどない道路で、両脇に電柱がたくさんある所を走りました。
対向車が大型自動車だと、対向・離合の場所を瞬時に判断する必要があります。
相手に先に行かせるのか自分が先に行くのかの判断を謝ると、対向に時間がかかったり、大幅にバックしなければならないのでこれも危険です。

苦手なシフトアップ/ダウンは、今日は比較的にうまくいきました。

明日は高齢者疑似体験です。
視界を狭くしたり、手足に重りをつけて擬似的に高齢者になって乗客として体験します。

研修17日目、高齢者疑似体験、街路走行

朝はまず研修所で高齢者疑似体験を受講しました。

肘と膝に防具を付け、腰が曲がるようにハーネスを取り付けて、視野を狭めるためのゴーグルを装着します。
さらに腕と脚に重りをつけて、重りの入ったサンダルを履きます。

かなり行動の自由が制限され、バスの乗降も少し苦労します。
またバスの車内に立って、指導員の先生が故意に荒い運転をします。

急発進や急ブレーキ、急ハンドルをすると、握り棒を持っていても転倒しそうになります。
とっさに足をふんばろうとしても、腰が曲がっているし足も重いので、十分に踏ん張れません。

研修所を出て営業運転をするのが怖くなりました。
でもプロ運転手になると決めたのですから、高齢者の方が車内で立っていても転倒しないように技術を磨かなければなりません。

その後はまた街路に出ました。
この日はいつもの先生が急用で不在になったので、鬼(?)指導員の先生に見てもらうことになりました。

運転している間中叱られっぱなしで、これまで少しずつ積み上げてきた自信は一気に崩れ去りました。
何も知らない研修生ですから厳しくなければ育たないとは思いますが、やはり優しい先生のほうがいいですね。

研修18日目、座学、日常点検

この日も街路を走行するはずでしたが、担当の先生が急遽バス運行業務の運行に駆り出され、座学研修に変更されました。

現役運転手が受ける1日間の定期研修に参加することになりました。
その中で現役運転手の運転傾向を分析するために20分ほど運転する場面があり、私たち研修生が同乗しました。

現役運転手の方はやはり運転がスムーズで、交差点や横断歩道、大型車との対向などの場面で適切に減速し、まわりの安全確認もしっかりされていました。
研修だから特別に上手に運転しているわけではなく、ごく自然にスムーズかつ安全に運転されているのに感心しました。

ベテランの現役運転手ですから当たり前と言えば当たり前ですが、私たち研修生にはその当たり前がとても難しいです。

 

 

 

 

 

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