今回は少し長めの9日間で北京へ行ってきました。
最初の4日間は友人2人と一緒に、残り5日間は一人で観光しました。
歴史ある街北京を探索したいと思います。
「その2 頤和園、八達嶺万里の長城編」、
「その3 故宮リベンジ、中国鉄道博物館編」、
「その4 オリンピック公園、中国尊?編」、
「その5 2つめの万里の長城、慕田峪編」、
「その6 中国最古の石橋、赵州桥編」、
「その7 歴史ロマンに迫る、明の十三陵編」、
「その8 北京中華民族博物院編」もご覧ください。
今回の旅行は、次のページの地図がとても便利でした。
関西空港から北京首都空港へ
中国ではWeChatPayなどによるキャッシュレス決済が普及しています。
日本人が本格的にWeChatPayを使うのはハードルが高そうですが、旅行程度なら空港のPocketCoinという機械でチャーチすることができるそうです。
今回の旅行で初めてWeChatPayに挑戦してみようと関西空港のPocketCoin機でチャージしようとしたのですが、なんと使用不可。
関西空港には4階の国際線出発フロアーと1階の国際線到着フロアーに両替窓口がいくつかあります。
この日(2019年7月6日)の両替レートは約17円/元ですが、窓口によってレートが微妙に異なってました。
一番有利なレートが、17.03円/元、一番不利なレートが17.6円/元でした。
1万円を両替すると、差額は約1元です。
この程度の差額であれば、どこで両替しても気にならないですよね。
飛行機の遅延
今回一緒に行く友人二人はそれぞれ羽田と中部から北京へ向かいます。
中部-北京便は前日から遅延情報が出ていました。
羽田-北京便はこの日の朝遅延情報がでました。
私の乗る関西-北京便は、当初遅延情報がなかったものの、チェックインを済ませたあとに遅延情報が出ました。
北京首都空港は飛行機発着の遅延が多いことで有名です。
現在2つめの国際空港を建設中で、2019年9月開業予定ですので今後遅延は少なくなるかもしれません。
約2時間遅れで関西空港を飛び立ちました。
中部-北京便は3時間遅れ、羽田-北京便は4時間遅れの出発です。
北京首都国際空港で
フライトは揺れもなく快適でした。
北京空港の入国審査に30分ほどかかりました。
旅行客がどんどん到着するのに、入国審査の窓口は2つだけです。
入国審査に時間がかかったため、預け荷物受け取りのターンテーブルはすでに停止していました。
荷物問い合わせの窓口に行って荷物の番号を告げます。
コンピュータで調べてくれたのですが、返ってきた応えは、「その辺にあるでしょ。自分で見つけて持っていきな」でした。
この中国感が楽しいですね。
自分の荷物を見つけて到着ロビーへ出ます。
ここまで空港で時間がかかったため、中部からの友人がちょうど到着するころになりました。
私がいるのがT3(ターミナル3)で、友人が到着するのはT2(ターミナル2)です。
T3とT2の間は無料シャトルバスがあります。
「摆渡巴士」というのがシャトルバスの案内です。
シャトルバスに乗り、約10分でT2に着きました。
中部からの友人と無事合流し、羽田からの友人を待ちます。
ネットで調べると、羽田からの便が到着したようです。
ところが友人からの連絡がありません。
連絡はLINEで取り合うことにしていたのですが、どうも友人のVPNの調子が悪くLINEに接続できないようです。
VPNがないと中国ではLINEを使うことができません。
約1時間ほど経ってようやく羽田からの友人と連絡が取れました。
飛行機遅延や待ち合わせトラブルですっかり遅くなってしまったので、タクシーでホテルへ行くことにしました。
北京首都空港からホテルのある東単まで小一時間、100元でした。
ホテルのチェックインを済ませ、食事のため王府井へ行きます。
北京ダックで有名な王府井の全聚徳へ行きましたが、ちょうど閉店時間でした。
しかたがないので、向かいにある狗不理(直訳すると犬も食わない)で食事することにしました。
初日から少しトラブルがあったものの、無事食事も済ませることができました。
ホテルに帰って休みます。
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故宮(紫禁城)見学のはずが・・
2日目はまず故宮を見に行くことにしました。
故宮は南から北への一方通行ですので、天安門側から入ります。
ガイドブックには1日8万人の入場者数制限があると書いてありました。
大型連休でもないから午前中に行けばまず大丈夫だろうと思って、8時半にホテルを出て王府井で食事を取り、天安門へ向かいました。
天安門へ向かう歩道では保安検査が行われていて、長蛇の列ができていました。
この日は日曜日。
30分ほど並んだでしょうか。
やっと順番がきてパスポートを見せて天安門前まで来ました。
天安門から入って午門まで行き、チケット売り場を探します。
チケット売り場前には警備の人が札を持って立っていました。
票已售罄(Soldout)
このときの時刻は午前11時前。
もう売り切れとは。。。
故宮見学の教訓
- 外国人はチケットの事前予約ができないので、当日8:30にチケット売り場へ行くべし
- 地下鉄天安門東駅、天安門西駅周辺は保安検査があり混雑する
- 故宮午門の東側にある阙左门から入ると保安検査はない(2019年7月)
※チケット購入後、故宮に入場するときには保安検査があります。
天安門広場
急遽予定を変更し、天安門広場へ行くことにしました。
東側のお堀沿いを抜けて天安門方面へ戻ります。
天安門前の広い道路の下の地下道をくぐり国家博物館前に出ました。
天安門広場方面へ行くにはまた保安検査があります。
ここでも15分ほど並びました。
やっと天安門広場に到達し、付近を散策します。
毛沢東記念館も長蛇の列でしたので、入るのをあきらめました。
周辺の写真を撮り、アイスクリームを食べて少し休みます。
前門
前門はその昔紫禁城の南側の正門だったそうです。
前門の南側は歩行者天国になっていて、たくさんの観光客で賑わっていました。
昼食は北京名物?のジャージャー麺にしました。
ジャージャー麺は華北(山東省や北京)を中心とした食べ物だそうです。
以前四川省の成都でも食べましたが、北京のものとは全く違うものでした。
北京のジャージャー麺はあっさり味です。
天壇
前門での食事を済ませ、天壇公園へ向かいます。
天壇は明の時代(15世紀)に五穀豊穣を願って建てられたそうです。
天壇公園はとても広く、日本の皇居ほどの面積があります。
公園の中心部にある円形の祈年殿が象徴的な建物ですね。
公園に入るにはチケットが必要で、チケット購入にはパスポートが必要です。
チケットは2種類あります。
祈年殿を見るためには、34元の联票が必要です。
联票は、祈年殿、回音壁、圆丘を見ることができます。
回音壁は、円形に囲まれた壁の作用により、声が反響します。
離れた人同士が小さな声で話しても相手に聞こえるようになっているそうですが、観光客が多いのでその効果を確認することはできませんでした。
中央に直径1mほどの円形の石があり、観光客はその上に立って写真を撮っていました。
あまりに人が多いので、私たちはその石の上では写真を撮れませんでした。
什刹海胡同
天壇をあとにしてタクシーで什刹海胡同へ向かいます。
歴史のある街北京には、数千の胡同(昔ながらの細い路地)があるそうです。
什刹海胡同は観光客向けにお土産物屋さんや、カフェ、レストランなどが立ち並んでいます。
日曜日ということもあって、すごい人出でした。
湖畔で涼む人がたくさんいました。
湖畔に面した通りはたくさんのお店が建設中でした。
きっとオシャレな店ができるのだと思います。
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1日目、2日目を終えて
飛行機の遅延から始まり、故宮のチケット売り切れと予想外のスタートとなりました。
小さなトラブルはそれなりに旅の思い出になりますね。
このあとは別記事に続きます。
今回の旅行では初めてアクションカメラにも挑戦しました。
使ったのはDJI OSMO POCKETというカメラです。
コンパクトな筐体にジンバルを内蔵していますので、街歩きのときの手ブレを軽減することができます。
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